採りたてのそばを維持する3つの努力
1.5℃の低温貯蔵しています。
2.20℃以下の低温製粉機で製粉しています。
3.製品は全て脱気鮮度維持包装で出荷いたします。
そばの実の構造とそば粉の特性
そばの実の外殻が付いたままの状態を「玄そば」といいます。
内層粉 最初に挽き出された、中心部の胚乳が砕けた粉(デンプン主体)
中層粉 胚乳の残りや胚芽が砕けた粉。そば特有の色や香りがあり、タンパク質も含まれる
表層粉 甘皮が挽き出され、そばの色や香りも濃く、風味、タンパク質、栄養価が一番高い粉
宮中そば研究会の製粉
そば特有の栄養素は甘皮に多い!宮中そば研究会の製粉方法は
特徴1 そばの全成分を粉にする。甘皮(果皮)までを均一に微細に粉砕
特徴2 低温で粉砕する(水冷式)鮮度や風味を維持できる
だから・・・・栄養豊富!微細粉で製麺性向上!
そばの実に含まれる栄養素と効果
主な栄養素 炭水化物・タンパク質・食物繊維・脂質・ビタミンB群・カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分・ポリフェノール
主な効果
- 腸内環境の正常化…便秘解消
- ストレス緩和…疲労回復や精神を安定させる
- 血液の正常化…動脈硬化や血圧を下げる
- アンチエイジング…成長ホルモンを合成する
穀物の中でタンパク質の含有量が一番多い |
タンパク質は生命の維持や成長に欠かせない栄養素!!そばは穀物類の中で一番多くタンパク質を含んでいます。精白米と比べると、なんと30%以上。 そして、何よりアミノ酸のバランスがよく、穀物類には少ない、ダイエット効果が認められた必須アミノ酸のリジンも豊富に含まれます。更に、難消化性タンパクで健康増進機能のあるレジスタントプロテインも多く含まれています。 |
消化酵素を含む |
そばには、タンパク質や脂肪を分解して消化を助けてくれる酵素が多く含まれています。 |
ルチンを豊富に含む |
そばが高血圧に良い!! ということは、昔から言われていますが、これはそばに含まれているルチンの働きにあります。ルチン(ポリフェノールの一種)には、抗酸化作用があり、血液をサラサラにします。毛細血管の強化や保護、血流の改善の他にも、糖尿病・動脈硬化・脳梗塞などの生活習慣病の予防にも効果があります。 ただし、ルチンはそばを茹でると茹で汁の中に流れ出てしまいます。そのため、せっかくの栄養素を余すことなく補給するために、そば湯が飲まれているのです。 |
豊富な食物繊維 |
そばには約4~5%の食物繊維が含まれています。これは小麦粉の約2倍、白米の約2.5倍以上と、他の穀物類の中でも最も多いです。そばの食物繊維の特徴は80%が不溶性で、便通改善や大腸がんの予防効果、ダイエット、美肌効果があると言われる所以です。 |
ビタミンB群が豊富 |
ビタミンB1(チアミン)…糖質の代謝にかかわる酵素の働きを補う役割があります。活動に必要なエネルギー生産を補い、アルコールの分解や抗神経炎作用があります。 ビタミンB2(発育ビタミン)…脂質、炭水化物(糖質)、タンパク質の代謝に使われる酵素を補い、呼吸、赤血球、皮膚、毛髪、爪、抗体等を作る役割があります。不足すると、口内炎や舌炎、皮膚炎など皮膚や粘膜に異常が出やすくなります
ビタミンE…脂溶性ビタミンの1つ。その特徴である抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守ると言われています。細胞膜やDNA、タンパク質などを傷つけてしまうフリーラジカルという物質からも守ってくれる抗酸化作用があります。
パントテン酸(ビタミンB5)…脂質や炭水化物(糖質)、タンパク質のエネルギー代謝等にかかわる酵素の働きを補う重要な役割があります。ホルモンやコレステロール(特に善玉コレステロール)を増やし、ストレスなど免疫にも重要な役割を果たします。皮膚や粘膜の健康にも関係が深いと言われています。
ナイアシン(ビタミンB3)…炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質などのエネルギー代謝に絶対に欠かせないビタミンのひとつで、約500種にも及ぶ酵素を補助する役割があります。 補酵素中、酵素に対する影響が最も大きく、循環器、消化器、神経などの働きを促進します。
リノール酸…植物油に多く含まれる必須脂肪酸であり、欠乏すると髪のパサつきや抜け毛のほか、創傷の治癒の遅れが見られます。コレステロール値や中性脂肪値を一時的に低下させる作用があります。 |
コリンを含む |
コリンはビタミンの一種で肝機能を保護します。肝臓に過剰な脂肪がたまる脂肪肝や肝硬変の予防、神経細胞の細胞膜を形成したり、血圧を下げる効果や尿中の塩分を効果的に排出する作用があります。また、自律神経系の疾患の改善に効果的なアセチルコリンを作る原料でもあり、自律神経失調症などの予防効果も大きいと言われています。 |
そばの品質と鮮度
- 玄そば・・・そばの実には約15%程の水分が含まれています。収穫後のそばはしだいに乾燥が進み、脂質が分解され脂肪酸度が高くなります。そのため、鮮度が落ち、食味も風味も落ちてしまいます。
- そば粉・・・そば粉もそばの実同様、挽かれた時から酸化により脂肪酸度が高くなり、劣化し鮮度が落ちます。そば粉は小麦粉などに比べ保存性が悪い為、保存状態や保存温度に非常に注意しなくてはなりません。そのため、挽きたてのそば粉はなるべく、早めに使われるのをおすすめしています。